グーグル広告(Google広告)のGoogle Ads(アドワーズ)とは

グーグル広告(Google広告)とは
おすすめ別広告種類と費用について

グーグル広告(Google広告)の概要

グーグル広告(Google広告)とはどういったものかご存じでしょうか。
このページではグーグル広告(Google広告)が『どういったものかわからない』『なんとなくしか分からない』といった初心者の方に向けて、分かりやすくグーグル広告(Google広告)とはなにかを説明させていただきます。

グーグル広告(Google広告)にはいくつか広告の種類があります。
代表的な広告として、国内ならびに世界でもトップクラスの知名度がある検索ポータルサイトのGoogleで検索をしたときに、検索結果の上部や下部に「スポンサー」や「AD」といった表示とともに特定の企業や団体が表示されることがありますが、これが企業や団体がお金を払って任意で表示させている広告で『グーグル広告(Google広告)』といいます。
以前はグーグルアドワーズ(Google AdWords)」と言われていましたが、2018年にGoogleが広告プラットフォームの名称を変更したことにより、現在は「グーグル広告(Google Ads)」と言われています。
このグーグル広告(Google広告)は検索結果などに『ただ表示』されているわけではなく、ユーザーが検索したキーワードに応じて広告を表示させたり、関連の高そうなサイトやGoogleが提供するアプリやサービスにも広告を表示させたりすることができます。
そのため、自社に関連したサービスや商品に興味がある方に向けて効率的にPRすることができるため、人気の高まっているPR広告の一つとなっています。

グーグル広告(Google広告)の始まり

そもそもGoogleは、当時スタンフォード大学の博士課程生であったラリー・ページ(Larry・Page)とセルゲイ・ブリン(Sergey・Brin)によって1996年に作られました。当時はGoogleという名称でなくバックラブ(Backrub)という名称でスタートし、ホームページのリンクの数に基づいて評価する検索エンジンでしたが、アルゴリズムを改良し続け利便性が評価され、より多くのユーザーに利用されるようになりました。
その後、1997年に『google.com』のドメインを登録し、1998年に法人化され現在の法人としてのGoogleが誕生しました。なお、今では考えられませんが、最初の事務所は友人のガレージからスタートしました。
この法人化と同年の1998年にグーグルアドワーズ(Google AdWords)を導入し、キーワードに連動した広告が表示できるようになり、これが現在のグーグル広告(Google広告)の前身となりました。
なお、Googleがミッション(使命)として掲げている「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。」のもとに提供されたグーグル広告(Google広告)は多くのユーザー、また広告主に支持され、現在では世界でも有数の企業となりました。

人気あるインターネット広告のグーグル広告(Google広告)

なぜグーグル広告(Google広告)は人気の広告となっているのでしょうか。
株式会社電通が毎年発表している『日本の広告費』を見ると十年以上連続でインターネット広告は伸びており、直近の2021‐2022年でも10%以上の伸びていることから、インターネット広告自体が外せない人気広告の一つとなっています。
インターネット広告以外のこれまでの一般的な広告媒体と比較すると、一般的な広告媒体では広告主の発信から始まり、配布数や閲覧数などのリーチ数や露出がメインで閲覧することができるタイミングや場所が限定的でした。

一方、インターネットの進化により、自宅や外出先でユーザー自身が検索をして簡単に調べものができるようになりインターネット内でPRをすることができるようになりました。
総務省の情報通信白書の令和5年版によると国内でのインターネット利用率は約85%となっており、ウェブ解析サービスを提供しているStatCounter(アイルランド)によると、世界最大級の検索ポータルサイトであるGoogleの国内検索シェアは7割以上(2024年2月時点)となっています。現在では多くの方が持っているスマートフォンのAndoroidはOS(スマートフォンのメインシステム)をGoogleが提供しているため、最初からでGoogle検索が設定されていることから多くの方が場所やタイミングを問わず検索することができ、検索結果に表示される広告が自然と目に触れる環境が整ってきています。
国内人口は減少傾向にあるなかでも携帯電話契約数は増加基調であることから、今後もGoogleを含むインターネットでの検索ユーザーは増加傾向にあると推測されます。こういった理由からインターネット広告のなかでもグーグル広告(Google広告)の人気が高まっています。

なお、実際グーグル広告(Google広告)などを出さなくても自社のホームページが普通に上部表示されるケースもありますが、社名や団体名以外の主要な商品・サービスに関連したキーワードで検索した際にも表示されていますでしょうか。
考えうるさまざまなキーワードで検索して、多くのキーワードで上部に表示されていればグーグル広告(Google広告)は必要ないかもしれませんが、多くのホームページではキーワードによって上部に表示されないケースが多いはずです。
一般的に通常の検索結果の上部に表示させる対策をSEO(Search Engine Optimization)と呼びますが、費用と時間が掛かるだけでなく、さまざまなキーワードで上部に表示させることは困難であり、Google側も意図的なSEOに対して、本来ユーザーが求める情報を提供するために適時検索ロジックの改善をしているため、常にSEOが必要になりますが、継続的な対応をせずに設定後に即時反映することができることもグーグル広告(Google広告)の人気の一因と言えます。

グーグル広告(Google広告)のおすすめ別種類

グーグル広告(Google広告)には、どのような広告種類があるのでしょうか。
Googleでは広告の種類のことを『キャンペーン』と言っておりますが、ここではわかりやすく『広告』と表記させていただきます。
グーグル広告(Google広告)が提供している主な広告ですが、下記の4つになります。

検索広告(検索連動型広告)【商品やサービスをPRしたい方におすすめ】

Googleで検索した際に検索結果の上部や下部に表示される広告のことを『検索広告』と言います。
ユーザーがGoogle検索で検索したキーワードに応じて広告を表示することができるため、PRしたい商品や内容、サービスと関連性の高い検索結果へ広告を表示することができます。
なお、商圏やPRしたいエリアが限定されている場合、インターネットでは全国に表示されてしまうことを懸念される方もいらっしゃいますが、IPアドレスやGPS情報をもとにエリアを限定しPRすることができます。なお、エリアの限定については検索広告だけに関わらず、他の広告でも設定することができます。

ディスプレイ広告【多くの方にPRしたい人におすすめ】

YouTubeやGmailなどのGoogleが提供するサイトやアプリなど、Googleディスプレイネットワークに含まれるさまざまなWebページに広告が掲載されます。日本国内だけでも多くのサイトやアプリ内で表示されるため、ブランディング(認知向上)を図りたい方に向いている広告となります。

動画広告(Youtube広告)【視覚的にPRしたい人におすすめ】

動画共有サービスでおなじみのYouTubeやパートナーサイトで動画を表示する広告になります。
動画のため、視覚的にPRすることができ、そこに音声も合わせることができるため、よりメッセージ性の高い広告となります。

ショッピング広告【物販したい方におすすめ】

商品検索結果ページやGoogleショッピングなどで表示される広告になります。商品の写真、価格、ストア名などが含まれ、ショッピングサイトに直接リンクすることができます。

グーグル広告(Google広告)の広告料金は

グーグル広告(Google広告)はいくつかの種類の広告があることは理解いただけたと思いますが、どのような料金体系となっており、広告費用はいくら掛かるのでしょうか。
グーグル広告(Google広告)内でも代表的な広告である検索広告ですが、広告費用に関する特徴として、検索結果に表示された広告がクリックされて初めて広告費用が発生します。つまり広告が表示されるだけでは広告費用が掛かりません。インターネットを使ってご自身が何かを調べる際を想像してみてください。検索結果にはサイトの簡単な概要が表示されるため、多くの方は興味がある・関連性があると思った検索結果をクリックします。つまりは、興味・関心の低い方ではなく、興味・関心が高そうな方に向けて効率的に広告費用を掛けることができます。

では実際に表示させるには広告費用はいくら掛かるのでしょうか。
答えは入札制のため広告費用は決まっていません。広告を出稿したい企業や団体がキーワードに応じて払っても金額を設定し、設定したキーワードが競合した場合に検索毎に入札となります。入札はキーワードあたり1円から入札が可能となりますが、人気があるキーワードは高額となり、逆に人気のないキーワードは低額となる傾向です。

では入札金額を高く設定したほうが必ず上部に表示されるかというとそうではありません。
Googleは品質スコア(Quality Score)という独自の評価システムを採用しており、入札金額とこの品質スコアを元に広告ランクという順位を決定し、掲載順番や広告費用を決定しています。そのため、品質スコアが高ければ高いほど広告費用を低く抑えつつ上位に表示することが可能となります。

では品質スコアはどのように決定されるのでしょうか。
詳細はGoogleが決定しているので、優先度や割合は不明ですが、主に下記の3つを指標としていると言われています。

クリック率(CTR)

検索されたキーワードに対してクリックされる率が高いということは、検索ユーザーから興味・関心が高いため、有益な広告と判断され品質スコアが高くなる傾向があります。

キーワードと広告の関連性

キーワードと広告の内容が合致していることで検索ユーザーにとって有益な広告と判断され品質スコアが高くなる傾向があります。

ホームページの利便性

ホームページとキーワードそして広告との関連性が高い、ホームページ内の文章が読み易くわかりやすい、ホームページの読み込みスピードが早いなど、検索ユーザーにとって有益なホームページと判断され品質スコアが高くなる傾向があります。

グーグル広告(Google広告)を出稿するには広告費用だけではなく、上記品質スコアも踏まえて設定・出稿する必要があります。
表示されるだけでは広告費が掛からないからといって、関連性の低いキーワードを設定したり、お金を余りかけたくないからといって入札単価を極端に低く設定したりすることで、クリック率低下⇒品質スコア低下⇒広告が表示されにくくなる⇒結果的に広告費用の増加や品質スコアや広告ランクが低下となっていく負のスパイラルに陥ることがありますので設定には注意が必要となります。

グーグル広告(Google広告)を利用するには

グーグル広告(Google広告)を利用するにはどうしたらよいのでしょうか。
大きく分けて2つのパターンがあります。

(1)自社で広告を運用する
(2)運用専門会社へ広告の運用をお任せする

自社で広告運用ができることに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
自社で広告運用を実施する場合、Google検索で『グーグル広告(Google広告)』と検索するとグーグル広告(Google広告)のログイン画面が表示されます。詳細について本ページでは割愛いたしますが、ページ内の案内に沿ってアカウントを開設し、広告運用に必要な設定をすれば広告を表示することが可能となります。この場合、料金についてはグーグル広告(Google広告)に掛かった料金、つまりはクリックされた費用がそのまま広告料金となります。

一方、運用専門会社へ広告運用をお願いする場合、それらの初期設定を運用専門会社が行い、日々の広告運用をしていくことになります。一般的に初期の設定料金と日々グーグル広告(Google広告)に掛ける金額に対して10%~50%の運用手数料をいただくケースと、運用手数料が予め決まっているケースが一般的です。パーセンテージに大きな開きがありますが、多くはグーグル広告(Google広告)に掛ける料金に応じてパーセンテージが変動します。
なお、実際に広告運用した結果レポートもセットとなっているケースが多いですが、アフターフォローなどの内容に応じて料金が変わってくるケースもあります。

自社・運用専門会社における広告運用のデメリット

グーグル広告(Google広告)を自社で運用する場合と、運用専門会社で運用する場合のデメリットについてはどのようなことがあるのでしょうか。

自社でグーグル広告(Google広告)を運用する際のデメリット

まずは自社で運用する場合のデメリットは稼働面が大きく下記のような事項が挙げられます。

①インターネットやグーグル広告(Google広告)に関する知識が必要
②広告管理システム(MCC)の運用知識が必要
③適切な広告文やキーワードの設定をするための知識が必要
④運用の継続的な管理が必要
⑤予算の管理が必要

①~③はグーグル広告(Google広告)を配信する前にも必要になるため、運用する担当者の知識や理解が浅い場合、まずは理解を深めるための時間が必要となりその稼働増がデメリットとなります。
また、①~⑤については運用開始後も必要なものになりますが、競合や時期に応じ市場や競合は常に変化するため、運用をしている中で徐々に知識と理解が向上していったとしても適切な運用ができていなかった期間があればその間は非効率な運用により機会を損失しているといったデメリットもでてきてしまいます。
よくある失敗例として、上限金額や費用設定を間違えて設定し、想定より高額の請求が発生してしまったり、関連性の低いエリアやキーワードを設定してしまい費用対効果が低くなってしまったりといいったことが発生するため、まずは知識向上が必要不可欠となります。

運用専門会社でグーグル広告(Google広告)運用する際のデメリット

次いで運用専門会社でグーグル広告(Google広告)を運用する場合のデメリットについてですが、やはり費用面のデメリットが大きくなります。
実際に運用をお任せした場合、グーグル広告(Google広告)に直接かかる費用以外に登録料や手数料としてプラスの費用を支払わなければならず、費用全体の金額が大きくなってしまうことがデメリットとなってきます。費用については各運用専門会社でさまざまなサービスを提供しており、それ以上に料金パターンは複雑になっていることから、メリット・デメリットをしっかり理解した上でどの運用専門会社にお任せするか慎重に検討を進めることが必要となります。
よくある失敗例として、運用をお任せしすぎて広告費は払っているが結果を把握していないケースがありますが、どの程度のユーザーに見られているか、どの程度クリックされているかなど、最低限の数値については把握しておく必要があります。

グーグル広告(Google広告)で成果を上げるには

それではグーグル広告(Google広告)で成果を上げるにはどのようにしたらよいでしょうか。

自社運用で成果を上げるには

自社で運用する場合、やはりまずは知識と理解の向上が必要となります。
専門の書籍なども発行されておりますが、インターネット上の情報であれば気軽に収集することができます。テキストや文章だけでなく、音声付きの動画も公開されていますので、こういった情報を参考に理解を深めることができます。ただ注意が必要となるのは、その情報が正しいか誤っているかを判断することが重要となります。そのため、一つのコンテンツだけなくさまざまなコンテンツから共通した情報を収集することで正しい情報だけを収集する必要があります。
実際に自社運用を開始した後は市場の変化にも敏感になる必要があります。季節や流行により広告文やキーワードを変更したり、同業の出稿状況も把握したりしておく必要があるからです。
自社運用を始めた際には常に試行錯誤しながらPDCAサイクル(計画:Plan⇒実行:Do⇒評価:Check⇒改善:Actionを繰り返すことによって、業務を継続的に改善していく手法)を回していくことで成果の向上をめざしていくことになります。

運用専門会社で成果を上げるには

一方、運用専門会社にお任せする場合は、まずはグーグル広告(Google広告)で何を実現したいか具体的な目標を運用専門会社と共有することが重要です。
例えばお問い合わせを増やしたいのか、来店を増やしたいのか、商品を購入してほしいのかなど、めざす目標・ゴールによって戦略や設定内容も変わってきますので、まずは運用専門会社としっかり目標を共有する必要があります。
そのうえで、運用専門会社の知識やノウハウにおいて適切な広告運用を実施してくれそうな企業を選択する必要があります。会社の規模や実績数なども判断基準の一つではありますが、Googleはグーグル広告(Google広告)に対して認定資格を用意しており、スキルと専門知識を有していることを認められた代理店をGoogle Partnerとして認定しているので、まずは認定された企業を参考に検討することができます。さまざまな運用専門会社がありますので信頼のおける運用専門会社を選択するように心がけてください。

最後に

グーグル広告(Google広告)について理解いただけたでしょうか。
今後のビジネスチャンスを広げるためにもグーグル広告(Google広告)のご利用をぜひご検討ください。

費用や稼働がかかるため、なかなか始めにくいなとお考えの方は、
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