Web広告(インターネット広告)とは

Web広告(インターネット広告)とは、その名のとおりインターネット上でおこなわれる広告のことを言います。Web広告活用のメリットや、各種Web広告の種類や特長をご説明します。

Web広告(インターネット広告)のメリット

※画像はイメージです。

Web広告(インターネット広告)は瞬時に広範囲のターゲットへリーチできる

Web広告(インターネット広告)の媒体は、インターネット上にあるWebサイトやSNSはもちろんのこと、GoogleやYahoo!といった検索エンジン、メールなどもWeb広告の媒体として挙げられます。

Web広告(インターネット広告)はインターネットを利用しますから、世界中のインターネットユーザーに対して瞬時にリーチすることが可能です。思い立ったらすぐに、世界中のインターネットユーザーに自身の商品やサービスを訴求できるというのは大きなメリットですよね。

事業をグローバルに展開している方や、国内であっても全国を対象に事業展開されている方には大きな営業活動の味方になるのではないでしょうか。
もちろん、地域密着型で事業展開されている方も、適したエリアを設定して配信することができますから活用しない手は無いのがWeb広告(インターネット広告)です!

Web広告(インターネット広告)は効果的なターゲティングができる

Web広告(インターネット広告)は、Web広告を配信する際にいくつかの設定をおこないます。その設定の中には、広告配信先にかかわる設定があり、あなたのターゲットと同じ性別・年代・居住エリアなど細かな設定ができるのです。それゆえに、Web広告は効果的なターゲティングができるのです。ではなぜ、設定したターゲットにWeb広告を表示できるのでしょうか?

日頃私たちはさまざまな場面でインターネットを利用しているかと思います。具体的には、インターネット検索やネットショッピング、SNSや動画を視聴する時などに、個人が特定できない範疇で私たちの情報を取得してもよいかを確認する画面やポップアップが出てくるのを見たことはありませんか?それに同意しないとサービスが利用できないものもありますが、そういった過程を経て私たちの情報がWeb広告掲載プラットフォーマーによって取得されているため、Web広告配信に際してターゲットに関して設定したとおりに広告が配信されるというわけです。

ちなみに、個人が特定できない範疇の情報の一例として「性別、居住エリア、インターネット利用時の端末(例えば、パソコンかスマートフォンか)、インターネット検索ワード、よく閲覧しているページ(例えばファッション、登山、料理など)」などがあります。これら情報が蓄積・分析・活用可能な状態に加工されているということです。

Web広告(インターネット広告)は効果測定ができる

Web広告(インターネット広告)はインターネット上のデジタルな世界での広告ですから、広告配信にかかわるさまざまなデータを取得することができます。そのデータの動きを分析することで、期待する効果が出ているか、Web広告配信の設定を変更することで効果が改善されているかなど、常に改善活動ができるのがWeb広告であるともいえます。

具体的には、主に以下のようなデータを取得することができます。

  • Web広告の表示回数(Impression)…①
  • Web広告のクリック数 …②

この2つがわかるとクリック率(②÷①)がわかります(Click Through Rate)。
このクリック率は一般的には1%前後と言われていますが、この1%を大きく超えている場合、Web広告により興味関心のあるユーザーを自身のホームページなどへ効果的に誘引できている可能性が高いと言えます。

  • お問い合わせ数や申し込み数 …③

Web広告から自身のホームページなどへ誘引し、ユーザーがお問い合わせやサービスなどを申し込んだ数も取得できます。
この数がわかるとコンバージョン率(③÷② もしくは ③÷①)がわかります。コンバージョン率の分母としては、Web広告の表示回数のときもあれば、Web広告のクリック数のときもあります。 

・分母が表示回数の場合は、Web広告掲載における全体的な表示からのパフォーマンスを評価するのに適しています。
・分母がクリック数の場合は、Web広告掲載においてクリックされたあとの効果測定をする場合に適しています。

少しづつでも、データの推移や効果測定の方法がわかってくるとWeb広告による集客活動が楽しくなってきますよ。

Web広告(インターネット広告)の種類

主なWeb広告(インターネット広告)の種類と特長

ディスプレイ広告

Webページの一部に、画像や動画、アニメーションなどで表示されるWeb広告です。Webサイトのユーザが閲覧している記事などの上部や合間に大きく表示できることもあり、ユーザーの目に留まりやすく、会社や商品・サービスといった認知度向上に効果があると言われています。ちなみに、バナー広告と呼ばれることもあります。

検索連動型広告(リスティング広告)

GoogleやYahoo!などで何かを検索した検索結果ページに表示されるWeb広告(インターネット広告)です。Web広告の予算により程度は異なりますが、自身のホームページを優先的に上位表示させることができます。ユーザーが検索をしたワードに関連する広告が表示されるため自身の商品やサービスに関連するワードで検索したピンポイントのターゲットユーザーを自身のホームページへ誘引できる可能性が高いと言われています。

SNS広告(ソーシャルメディア広告)

FacebookやInstagramなどのソーシャルメディア上で表示されるWeb広告です。各ソーシャルメディアのアカウント作成時にユーザーが登録したプロフィール情報や行動データを元にターゲティングがおこなわれるため、高い精度で自身のターゲットへアプローチすることができると言われています。

動画広告

皆さん一度は見たことがあるのでは?というほど有名なYouTubeなど、さまざまな分野や種類の動画サイトで再生される広告です。見たい動画を選択すると、動画再生前に流れたり、動画視聴中に流れたりと目にすることが多い広告ではないでしょうか。動画なので、商品やサービスの良さを視覚的にわかり易く訴求できるため、特に言葉では言い表せない特長のサービス訴求などに効果的だと言われています。

メール広告

メールアドレスを知っているユーザーへメールを送付することでおこなうWeb広告です。自身の商品やサービスを利用したことがある、もしくは以前興味をもってお問い合わせしてくれたお客様に新商品やサービスを訴求したり、クーポンなど有益な情報とともにメール送付することで、商品やサービスの購入促進が期待できると言われています。

ここまでで、主なWeb広告(インターネット広告)をご紹介しましたが、これらのWeb広告を組み合わせて活用することで効率的にターゲットへアプローチし、商品やサービスの認知度向上や売り上げ増加をめざすことが期待できます。

最後に

Web広告(インターネット広告)についてご理解いただけたでしょうか。
今後のビジネスチャンスを広げるためにもWeb広告の活用は検討する余地があると思います。 
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参考
Web広告(インターネット広告)の歴史

電通の発表した「2023年 日本の広告費」によると、Web広告(インターネット広告)費は、社会のデジタル化を背景に堅調に伸長し、前年より2,418億円増加して3兆3,330億円(前年比107.8%)と過去最高を更新し、日本の総広告費全体の45.5%を占めました。冒頭でも述べたとおり、Web広告の歴史は2024年現在およそ30年程度となっており、ここに至るまでにどのような変遷を辿って来たのでしょうか。
世界で初めてのWeb広告(インターネット広告)は1994年にアメリカのオンライン雑誌に掲載されたユーザーがクリックすると広告主のホームページにリンクするという極めて単純なバナー広告でした。日本国内においては1996年にYahoo!が同様にバナー広告の取り扱いを開始したのがはじまりです。
2000年代初頭に入ると、GoogleがGoogleアドワーズ(後のGoogle広告)を開発・導入するなど、現在主流となっている検索エンジンでの広告(リスティング広告)が台頭し始めました。ユーザーが検索エンジン上で入力・検索したキーワードに基づいて広告を表示するという当時では画期的なシステムがスタートした瞬間でもありました。
その後も、2005年にはYouTubeが創設されたことで動画広告が、2010年代に入るとSNS(ソーシャルメディアネットワーキングサービス)が普及したことでSNS広告が急成長を遂げました。更に、2020年代に入ると、リアルタイムでのデータ解析や効果測定が一般的となり、広告主がWeb広告の成果を細かく知ることができるようになっています。


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