バナー広告とは

バナー広告とは

バナー広告の概要

バナー広告とはどういった広告かご存じでしょうか。
インターネット上のサイトやアプリ内に長方形や正方形のスペースで配置されており、商品やサービスなどの訴求、特典などが表示されている広告のことを指します。
特定のサイトやアプリへの誘導、認知向上の目的で利用されることが多い広告となっております。
画像と言っても写真やイラストに文字を組み合わせた画像が多いため、文字のみのテキスト広告よりも視覚的に訴えることができます。

なお、バナー広告は大きく二つに分類することができます。
まず静的バナー広告と呼ばれている広告で、静止した画像やテキストなどを組み合わせた広告になります。
シンプルな広告になることから、更新も比較的容易であり、読み込みスピードも早いことからサイト自体へのネガティブな影響も最低限に抑えることができます。
次にユーザーの動きや外部データによって動画やGIFを活用し、動きのある形式を動的バナー広告と呼びます。
動きがある広告になっていることから、静止バナー広告より注目度の高いPRをすることができます。

バナー広告の歴史

最初のバナー広告は1994年にホットワイアード(HotWired)というメディアで、ワイアードマガジン(WiredMagazine)のオンライン版としてスタートしました。ワイアードマガジン(WiredMagazine)はテクノロジーやカルチャーを掲載した月刊誌で、ホットワイアード(HotWired)は最初にバナー広告を導入したインターネットメディアとなります。
当時、革新的なウェブデザインやコンテンツを提供し、ユーザーの使いやすさや感動といったユーザーエクスペリエンス(UX)の向上に寄与しました。
ホットワイアード(HotWired)がバナー広告を導入した後、技術の進歩に合わせて多くの企業がバナー広告を導入することになったことから、インターネットメディアとインターネット広告の進化において大きな影響を与えることになりました。

バナー広告の掲載場所・サイズとは

ではバナー広告はどこに、どのように表示されるのでしょうか。
通常はサイトやアプリ内のヘッダーやフッター部分、またサイド部分に表示されるケースが主となり、サイト内の記事間や検索サイトでも表示されます。
掲載の形や大きさですが、一般的に長方形と正方形が多く、サイズとしては300x250ピクセルが多く利用されており、この大きさのことをメディアレクタングル(Medium Rectangle)と呼んでいます。

その他では下記のようなサイズがあります。

・リーダーボード(Leaderboard):728x90ピクセル
・ワイドスカイスクレイパー (Wide Skyscraper):160x600ピクセル
・スカイスクレイパー (Skyscraper):120x600ピクセル・
・メディアレクタングル(Medium Rectangle):300x250ピクセル
・スクエア (Square):250x250ピクセル・
・ハーフページ(Half Page):300x600ピクセル

上記は代表的なバナー広告サイズであり、バナー広告のサイズについては広告主やサイト、プラットフォームによって異なるサイズが掲載されます。

バナー広告の料金体系とは

バナー広告の料金体系としてはどのような料金体系があるのでしょうか。
インターネットが普及し始めた1990年代の初期には掲載期間やサイズなどに応じた広告料金体系が主でしたが、インターネット広告の拡大に伴い、1990年代の中期以降に成果に応じた料金が発生する成果報酬型の料金体系が導入され、現在は成果報酬型の料金体系の方が一般的となっています。

なお、バナー広告の主な料金体系は下記の4つのパターンが主となります。

定期の定額料金

一定の期間内で定額の料金が掛かる料金体系です。閲覧が想定されるユーザー数に応じて費用が高くなる傾向があります。

CPM連動型料金

CPMは表示1,000回あたりの費用のことを指し、広告が1,000回表示されるごとに支払う料金体系です。

CPC連動型料金

CPCはクリックあたりの費用を指し、広告がクリックされるごとに広告主が支払う料金体系です。

CPA連動型料金

CPAはアクションあたりの費用を指し、特定の行動が発生するごとに広告主が支払う料金体系です。

上記のような料金体系が一般的で、サイトやサービス提供会社によってさまざまな料金体系となっております。

バナー広告と他広告との違いとは

バナー広告に類似した広告としてディスプレイ広告がありますが、簡潔にいうとバナー広告はディスプレイ広告の一部となります。
ディスプレイ広告はサイトやアプリ内に表示される広告全般を指し、バナー広告以外にも文字形式だけで表示されるテキスト広告や動画形式で表示される動画広告も含んだ広告となっております。
また、広告主が用意した画像やロゴ、広告文を組み合わせて表示することができるレスポンシブ広告もディスプレイ広告の一部となります。レスポンシブ広告のメリットは、手動で異なるサイズのバナー広告を作成する必要がなく、自動で画像とテキストを組み合わせて表示されるため、見た目上はバナー広告のように見えるケースがありますが、厳密にはバナー広告とは異なる広告になります。

バナー広告のメリットとデメリットとは

バナー広告の中で代表的な広告とはどのようなものがあるのでしょうか。
国内最大級の検索ポータルであるGoogleはGoogleディスプレイネットワーク(GDN)、Yahoo!ではYahooディスプレイ広告(YDA)を通して各関連サイトやアプリに広告を表示することができます。
例えばGoogleディスプレイネットワーク(GDN)ではバナー広告として利用される形式に以下のような広告があります。

イメージ広告

静止画やアニメーションの画像を使用した広告形式で、視覚的なインパクトを高めることができます。

テキスト広告

テキストとリンクから構成されるバナー広告形式で、文字情報でシンプルにメッセージを伝えることができます。

レスポンシブディスプレイ広告

広告主が提供した画像やテキストからGoogleが適切な組み合わせを生成する広告形式で、異なるサイズや形状のディスプレイ広告スペースにフレキシブルに対応することができます。先ほど記載させていただいた通り、厳密にはディスプレイ広告とは異なりますが、広義ではバナー広告はディスプレイ広告の一部となります。

効果的なバナー広告を出すには

効果的なバナー広告のポイント

効果的なバナー広告にするにはどうしたらよいでしょうか。
広告効果を上げるためには下記のポイントを抑えながら広告を利用する必要があります。

デザイン面

まずはデメリットでも挙げたバナー・ブラインドネスにならないようにするためには、バナー広告の色を鮮やかで目立つものにすることで見慣れたバナー広告とならないことが重要となります。
ただし、派手すぎる色や装飾は逆効果となることもあるため適度なバランスを取ること、さらに視認性を高めるためにはバナー広告自体を簡潔で分かりやすいテキストを使用する必要があり、フォントや色を調整してテキストが読みやすくすることも重要です。

配置場所

バナー広告の配置場所はページの上部や中央に配置することで、ユーザーが見逃さないようにするとともに、サイズについても適切な大きさを選択することで視認性を高める必要があります。また、目立つようにバナー広告の数を増やし過ぎると、ユーザーからは敬遠される可能性が高くなることから、過度な配置については避ける必要があります。

広告の改善

実際に掲載するバナー広告については、複数のデザインを作成し、ABテスト(複数のパターンを用意し、どれが適しているか比較する方法)を行ってどのデザインが効果的なのか継続して改善していく必要があります。

関連性の高い内容

広告でPRしたい内容は、バナー広告が表示されているサイトやページに関した内容にすることで、より多くのユーザーにバナー広告をクリックしてもらう可能性が高まります。

バナー広告での失敗例

バナー広告を利用する上で失敗例をご紹介いたしますので、効果的なバナー広告のポイントを抑えつつ、下記のような失敗をしないようにバナー広告を検討するようにしてください。

①デザインが目立っておらず、他の情報に埋もれてしまった
②バナー広告内の情報が多すぎて敬遠されてしまった
③サイトやページの内容と関連性が低いバナー広告のため、クリックしていただけなかった
④頻繁に表示されることから、ユーザーが興味を示さなくなってしまった

最後に

バナー広告についてご理解いただけたでしょうか。
ユーザーから見て不要なバナー広告は敬遠される傾向にあることから、広告効果を発揮するためにはメリット・デメリットなどを理解した上で、ユーザー目線に立った配置やデザインの検討が必要となります。
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